利便性の高いサービスには十分に気をつける

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■利便性はより多くの消費を促している

 最近では、利便性の高いサービスが数多く存在することから、望めばその恩恵をいくらでも享受することが可能となってきています。


 たとえば、帰宅途中に何か必要な物があれば、電車やバスを降りた後に最寄りのコンビニエンスストアに立ち寄ることでおおよその物を購入することができます。また、お金がない場合でも、クレジットカードを使えば決済をして物を手にすることもできることでしょう。翌月の支払い額が多額になって支払えない場合には、リボルビング返済で購入すれば、上限まで買い物をしても、あらかじめ決められた月々の返済額は変わることがありません。


 企業や店舗、ネットモールなどでは、それぞれ特典の付帯したカードがあり、このカードを提示することで各種ポイントをためることも可能です。ポイントはそのまま次の決済に使用することもできたりします。


 このように、私たちの生活には、利便性の高いサービスが多く存在することから、これらを用いた経験のある方は、少なくないはずです。


 しかし企業側が提示する利便性とは、実は顧客の満足度を向上させるといったこと以外、実はすべてにおいて、企業側が利益を上げるための仕組みであることを理解しておく必要があります。


■コンビニ価格が高めの理由

 コンビニエンスストアは、確かに便利であるわけですが、コンビニの販売価格は、スーパーなどに比べて高めの価格設定がなされているものです。コンビニは、文字通り便利でなければならないので、利便性の高い場所に出店する傾向があります。このため家賃も高くなります。また、24時間営業のことから人件費負担も大きくなります。さらには、ロイヤリティーを本部が徴収することから、これらのコストを価格に繁栄させる必要があり、よって価格が高めに設定されているわけです。


 また、コンビニに立ち寄った場合、ついで買いにより不要な物を買ってしまうこともあります。さらには独身の場合、昼食や夕食をコンビニ弁当などですませる方も少なくないはずです。これらは、添加物が多く価格も高めに設定されていることから、コンビニ利用を常態化させてしまうと、意外なまでの支出を余儀なくされることになります。つまり、便利の裏には、より多くの出費を促す仕掛けが幾重にも仕掛けられているわけです。


■クレジットカードとポイント

 クレジットカードや電子マネーなどは、最近では小口決済にも対応していることから、これらを用いることで小銭を持ち歩く必要がなくなりつつあります。一見便利なこれらのサービスですが、実はここにも消費を促す仕掛けが隠されています。


 現金を持ち歩くことがないことから、支出の抑制がかかりにくくなり、つまりは余計な支出をしてしまうリスクがあるわけです。しかも、クレジットに加えてリボルビングでの決済を加えた場合、買い物の上限に至るまで返済額に変化がありません。このことから、高額の商品に手を出しやすくなります。


 その一方で、返済の際には大きな金利負担が返済額に加算されることになります。リボルビングの場合、返済額が一定であるわけですから、返済期間が長期に渡ります。つまり、より長い期間、金融機関からお金を借りた状態が続くことから、金利が複利発生することになり、返済してもなかなか元金が減らないということになるわけです。


 さらに気をつけなければならないのは、ポイントサービスです。最近では多くの店舗やサービスに対応するポイントカードがあります。また、会員特典を付帯するサービスも一般化していますし、マイレージポイントも高い人気があります。


「同じ買い物をするわけだから、ポイントはむしろお得なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かにポイントの付与を受けるのに表面上のリスクはありません。しかし実はここにも、企業側が儲かる仕掛けがなされています。


 最近では、たまったポイントによってユーザランクを付け、ランクがあがるごとに受けられるサービス内容が高まる場合もあります。すると、消費者はそのサービスを目当てに、より多くの買い物をするようになります。わずか1%の還元ポイントのために、本来の購入額の20%程度も無駄な買い物をしてしまうこともあるわけです。


■利便性の裏を読む必要性

 このように、利便性の裏には、より多くの消費を促すための仕組みが隠されていることが少なくありません。よって、何も考えていないと、本人も気づかぬうちにお金を使ってしまうこともあるわけです。


 しかしながら、お金を稼ぐためには、長時間の労働を余儀なくされることになります。また、負債額が増えてくれば、生活自体を削ってでも稼いだお金をそのまま返済に充てる必要性も生じることでしょう。徐々に生活は困窮し、それでも過酷な労働は続けなければならなくなり、まさに資本家に利益を与え続けるために、動きのとれない生活を余儀なくされることになるわけです。


 よって、利便性の高いサービスには、十分に気をつける必要があります。むしろ、利便性の高い一切のサービスを避けて通ることこそが、月10万円生活の実現のためのコツであるわけです。




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